地図を描ける町 丹後

今日は丹後は雨です。
雨の丹後もいいのですが、その風情は梅雨までとっておいて、春は穏やかな空をみたいのが本音です。
ひねもす のたり のたりかな、そんな海も見れなくなってしまいますから。
THE・日本海!という感じの荒波の海です。

この季節、丹後に旅する方は多いです。
丹後の旅のよさは「あ~!旅してる」と、心から感じられること。
神話が多く残されている、国生みの地、丹後は、いまでもなお、その雰囲気をのこしているのでしょうか。桃源郷を訪れたような不思議な心地になります。海の沖まで進むと、この世と常世の国の境界があり、そこを越えると竜宮城なんて話しも残されていますし、山深く分け入ると、そこには隠れ里が・・・などというお話も。
つまりは現実感があまりないということです。

一度目はそんなふうに、不思議の国の丹後を楽しんでください。

そして二度目は、町の人や、村の人に話しかけて、その生業や生活の仕方をほんのちょっと聞いてみてください。お魚を購入したとき、食べ方を聞くことや、道案内をしてもらうような、気軽な感じで。
丹後に来て、景観を楽しむだけではもったいないです。丹後の一番面白いことは、ここに棲む人が知っています。
ガイドブックに載らない、愉しい丹後は、日々の生活の中にあるのです。

見たこと、聞いたことをつないでいくと、個性豊かな自分なりの感性で見た丹後が出来上がるのです。
縛りもなく、決め付けもなく、自由な地図を描けるの丹後。
通って、見て、知ることの楽しさです。
美しさだけを見るのなら一度きりでも、楽しむためには二度、三度ですよね。
足利義満が、何度も丹後へと足を運んだのも、楽しみたかったからなのでしょう。
想像から創造する楽しみを味わえる丹後。どうぞご堪能くださいませ