丹後のおいしいさかな

「丹後語り部の共演」小谷正さんの「おいしい丹後の魚」の講演について、小谷さんがお話くださった内容をそのままたがえずに、書かせていただきたいと思います。

「おいしい丹後の魚」

あそこで食べた魚は、おいしくなかったなあという体験をお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか。私も、ある海岸の温泉地で、一夜干のような刺身が出て、友達と大笑いしたことがあります。
丹後の人は、魚と米、そして水に対して非常に恵まれた環境にありますので、多少うるさいのかもしれません。でもこれらは、旅を楽しむ大きな要素であると思います。
実際、丹後の魚は本当においしいのでしょうか。丹後に来られた多くのお客様は、魚がおいしいといわれます。そのおいしい理由は、どこにあるのでしょうか。専門家の方々に尋ねてみました。

まず、第一の理由は、丹後の海にあります。
海流について。
丹後の海は日本海の一部、黒潮から分かれた対馬暖流が北上してきています。この日本海の構造には太平洋にはない特徴があります。日本海の最深部は3,700mありますが、海流の出入り口である対馬・津軽・宗谷及び間宮海峡の入り口の水深が、いずれも約100Mというすり鉢状になっています。そのため、日本海に入った対馬暖流は、海面の表層部分約200Mを表層水として平均時間1.8kmで北上しています。

固有水。
表層水の下は日本海固有水という動かない海水層です。この日本海固有水は海水温が低く、水深300Mでは冷蔵庫並みの5度くらいになっています。
丹後の魚は、このように、対馬暖流の暖かい水と日本海固有水の冷たい水の影響を受けています。そのため、マグロやブリという暖海性の魚ばかりでなく、ズワイガニやハタハタという冷水性の生き物も漁獲され、変化に富んだ漁獲物が楽しめます。

小谷さんのお話の続きです。

秘訣
おいしい理由をお話しましたが、大阪出身の京都府水産事業所の担当者は、丹後の魚と米は確かにおいしいといいながら、美味しく食べる秘訣を、次のように語ってくれました。
「一つ目は地元産のもの
二つ目は鮮度がよく旬のもの
三つ目は素性がはっきりしているもの」です。

私のお勧めの料理として、寒い時期は、地元で獲れた「寒ブリのしゃぶしゃぶ」を推奨します。
この料理は、各地にありますが、発祥の地は宮津と聞いております。約30年前、宮津天橋立観光旅館組合の青年部がいろいろと試行錯誤しながら、はじめて考案した料理ですから、地元として誇りを持って出していただきたいと思います。

最後に私ごとで恐縮ですが、私は大阪に12年半住んでいました。転勤で宮津に帰ってきて、まず、感じたことは「魚と水」がおいしかったこと。紅葉が映えた宮津湾と山がきれいであったことにも大きな感動を覚えました。
これからも、是非、おいしい地元産の魚をフルに使って、お客様をもてなしていただきたいと思います。ありがとうございました。

小谷さんの話された内容を一言もたがえずに掲載させていただきました。
小谷さんは、この講演内容をレポートにして、渡してくださいました。
とてもいいお話でした。

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