宮津市の景観、美しさ守るために

国の重要文化的景観への選定を目指している宮津市文化的景観検討委員会の会合が開かれ、3地域を文化庁へ申請しました。
重要文化的景観は知己の生活や風土によってつくられた景観を文化庁の審議会が選定するものです。全国では19件が選定されています。
今回申請されることが決まったのは、府中・文殊・宮津市街地西部の3地域。
会合では文化的景観といわれるにふさわしい遺跡や道路、寺社をスライドで紹介し、確認しました。

文殊地区は、天橋立の入り口の地区にあたります。府中地区はその反対側にあたり、どちらも天橋立に隣接している地域です。文殊地区と府中地区は、天橋立が架け橋となってつながっています。
このあたりには、智恩寺・籠神社・成相寺と有名な寺社が多くあり、ちょど「丹後物狂」の舞台になった地域になります。美しい海があり、自然豊かな山が見守るように町を囲んでいます。
天橋立温泉でも知られています。
まわりを与謝野町に取り囲まれるように位置する阿蘇海は、天橋立によって宮津湾からさえぎられているので、湖のように見える変わった海です。アサリやゴリやさよりが捕れます。

宮津市街地西部は、漁師の町があり、多く寺社のある、昔風情漂う町並み。
与謝蕪村が3年間宮津市に滞在し、その後の創作活動の基盤となる感性を養った場所です。
宮津まつりで披露される漁師町の太鼓は無形文化財に指定されていますが、この漁師町もこの地区にあたります。また宮津市の中心街でもあり、多くの店舗が立ち並び、商店街もあります。
畳敷きで有名なカトリック教会もこの地域にあります。
また、舞鶴自動車道からも近くて便利、風情ある旅館が多くあることも、特徴の一つです。

それぞれに違った個性で輝く景観が、候補にあがりました。
寺社や海に、神様時代の古代の浪漫を感じる府中地区、古い時代から多くの観光客や市で賑わった様子を思わせる懐かしい文殊地区、城下町の賑わいを華やかに髣髴とさせる宮津市街地。美しい丹後をより多くの人に感じてもらうために・・・
願いを達成したいですね。